第8話 「シュミレーション」

 

メイン・ビューワーに札幌の景色が見える。

驚くほど静かにゆっくりと上昇するハヤブサ。

Miya-No-Mori「綺麗・・・」

mavis「さ、バレないうちに降りよう」

Tomorrow「あぁ」

Bed-Lam「・・・」

gin「お、おい!Bed-Lam、何やってんだよ!」

zelgadiss「キ、キーボードじゃないんだから、そんな適当にいじったら!」

Mushi-Zono「制御が効かなくなったぞ!」

 

上昇を続けるハヤブサ。

Tomorrow「もしかして、予めプログラムされていたシュミレーション・プログラムを起動したのかも!」

mavis「成層圏を超えたぞ!マズイ!」

Bed-Lam「・・・なんか通信、入った・・・」

・・・こちらは警察です。責任者、応答願います・・・

ピカード「U.S.S.エンタープライズ艦長、ジャン・リュック・ピカードです。当機は護衛任務のため、ディープ・スペース9に向う途中で・・・」

Mushi-Zono「だぁ〜!!消せ!消せ!」

しかし、ハヤブサは警察の監視船を振り切り、ワープに入った。

 

Miya-No-Mori「どうするの?」

gin「キャンセルも出来ないし効かないし・・・」

mavis「かなりな罰金だよな?」

Tomorrow「って言うか、前科一犯。」

Bed-Lam「・・・すまん・・・」

zelgadiss「やっちまったもんは仕方がないよ・・・」

Mushi-Zono「一体、どこに向ってるんだろう?」

Miya-No-Mori「限定解除なのに解らないの?」

Mushi-Zono「でへへ〜、ほとんどペーパーだから〜」

gin「お、おい!あれは何だ!?」

 

メイン・ビューワーに白いリボン状のモノが写しだされた。

 

つづく